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emoji今回取り上げるのは、後にアニメや実写映画にもなった「仮面の忍者 赤影」、そのオリジナルであるテレビ特撮版の主題歌『忍者マーチ』だ。
 ではまず、作品の説明をしておこう。
 原作は、横山光輝。週刊少年サンデーに連載された漫画「飛騨の赤影」だ。後にテレビ化の際、「仮面の忍者 赤影」と改題された。制作は東映京都テレビプロ、いわゆる京都東映。キー局は、在阪局の関西テレビ。1967年から翌1968年までの1年間放映された。
 本作の放映は1967年だが、その前年に公開された映画「大忍術映画ワタリ」に続いて制作に着手していた、テレビ版「ワタリ」が制作中止となり、その代替作として生まれたという経緯がある。
 タイトル、ひいては登場人物に、赤、青などの色があしらわれているのは、当時のテレビ事情による。すなわち、一般家庭にも浸透し始めていたカラーテレビの普及である。確かにまだまだ家庭の主流は白黒テレビではあったが、カラーテレビが近い将来その主流となることは容易に予想できたためであろう。
 他社作品である「マグマ大使」、「ウルトラマン」がすでにカラーで放映されていたが、東映としては、初のカラーテレビ特撮であり、それが売りでもある。その総天然色を視覚的にアピールするなら、この手は最も手っ取り早く、且つ、解り易い。
 原作漫画が正統派の忍者漫画であるの対し、このテレビ特撮版は当時の第1次怪獣ブームの真っただ中に生まれ、時代劇特撮であるにもかかわらず、怪獣はもちろん、UFO、巨大ロボットなども登場する言わば「何でもアリ」という作品となっているが、その荒唐無稽さ、今で言うセンス・オブ・ワンダーが人気となってそのブームを牽引したと言っていいだろう。
 ちなみに若き日の里見浩太朗が竹中半兵衛役で出演していたことが、今でもしばしば話題となることがある作品でもある。

 では本題の『忍者マーチ』について。まずスタッフから見ていこう。
作詞は、脚本家で本作のメインライター・伊上勝、作・編曲は主にテレビ番組、歌謡曲畑で活躍した小川寛興。小川は劇中BGMも担当している。
 歌唱を担当しているのは、ヤング・フレッシュ、ボーカル・ショップ。方や児童合唱団、方や男声コーラスではあるが、双方とも当時を代表するコーラスグループとあって、豪華で王道的、曲調もこれぞマーチ! といったものに仕上がっており、実に完成度の高い歌曲だと言って差し支えないだろう。
 続いて、テレビでの本曲の使われ方に注目してみよう。
 本作の1年間に亘る放映は、全4部構成(各部、およそ3か月スパン)となっている。主題歌自体は同じだが、それぞれの部によって、以下のようなナレーションがイントロ部分に付されている。これはこの『忍者マーチ』、ひいては、作品自体の大きな特徴となっている。

<第1部・金目教篇>
豊臣秀吉が、まだ木下藤吉郎だった頃
琵琶湖の南に『金目教』という怪しい宗教が流行っていた
それを信じない者には恐ろしい崇りに見舞われるという
その正体は何か
藤吉郎は金目教の秘密を探るため、飛騨の国から仮面の忍者を呼んだ
その名は
「赤影参上!」

<第2部・卍党篇>
織田信長の活躍した頃
海を渡ってきた奇怪な妖術者の群れが
ギヤマンの鐘を求めて各地を襲撃した
世界制覇を狙う卍党の仕業である
強烈なエネルギーの製法を秘めたギヤマンの鐘3つ
日本の平和を願う信長は、卍党の野望を粉砕すべく
飛騨の国から仮面の忍者を呼んだ
その名は
「赤影参上!」

<第3部・根來(ねごろ)篇>
悪大将、夕里弾正の反乱を知った織田信長は
居城、清洲から小人数(こにんずう)を率いて京の都へ急いだ
しかしその道筋には弾正に味方する根來の忍者が恐ろしい怪獣を操って待ち構えている
道中の無事を願う信長は、飛騨の国から仮面の忍者を呼んだ
その名は
「赤影参上!」

<第4部・魔風篇>
飛騨の国、影一族に伝わる黄金の仮面は、 あらゆる忍者にとって憧れの的、栄光のシンボルであった
そしてまた仮面には莫大な黄金の謎が秘められているのだ
この仮面を奪い忍者の王座を狙う者が現れた
怪忍獣を使う魔風雷丸である
立て!仮面の忍者
「赤影参上!」 

 これらすべて、ナレーションは山口幸生が担当、最後の「赤影参上!」のセリフは、主役・赤影を演じた坂口祐三郎のものである。

 前述のとおり本曲は主題歌である。
 一般的に、主題歌というのはオープニングに使われるものだが、この『忍者マーチ』はオープニングだけでなく、エンディングにも使用されている。本曲は、1番は主人公の赤影のことを歌っており、2番は青影を、3番は白影の事を歌っている。オープニングは言うまでもなく1番の歌詞なのだが、エンディングでは2番の歌詞が採用されている。このように2番が採用されたことは、少年忍者という青影の設定上、主である視聴者の子供たちの共感を得るための有効な手段となったであろう。東映作品は特にそういった手段をとることがあり、「仮面ライダーV3」などでも、オープニングとは別の曲ではあるが、少年目線の歌曲を使用している。

 作品の知名度に反して、パロディ的に使用されたりする例は少ない。過去に、フジテレビの朝の情報帯番組「めざましテレビ」のエンタメ紹介コーナーで替え歌として使用されていたことが、その少ない例の一つであろう。

 ではその第1部・金目教篇のオープニング版を聴いていただこう。(YouTubeより)

 画が本来のものとは異なっているがご容赦いただきたい。
 続けて、フルサイズを。(YouTubeより)

 こちらの画も静止画であるがご容赦を。


↑これは、正副主題歌のみならず、全てのBGMも網羅した2枚組CD。また、オリジナルカラオケは無論、ひばり児童合唱団とボニージャックスが歌唱を担当したカバー版まで収録してある。解説書も充実。今でも容易に入手可能な良盤である。

 かなり長くなってしまった。そして、前回の更新からの空白も長いものになってしまった。濃い記事を作ろうと思うと、いろんな意味で時間が掛かってしまう、何卒ご容赦いただきたい。
 次回もこの作品から、歌曲を取り上げる。もちろん副主題歌だ(予定)。

【歌曲データ】
忍者マーチ
作詞:伊上勝 作曲/編曲:小川寛興 歌:ヤング・フレッシュ、ボーカル・ショップ
初出:ソノシート『仮面の忍者赤影』(発売:朝日ソノラマ 品番:M-89)

【放映データ】
仮面の忍者 赤影
原作:横山光輝
1967年4月5日~1968年3月27日 全52話
制作:東映 放送局:関西テレビ、フジテレビ系列
出演
 赤影:坂口祐三郎(後に坂口徹、坂口徹郎に改名)、青影:金子吉延、白影:牧冬吉、甲賀幻妖斎:天津敏、暗闇鬼堂:原健策、魔風雷丸:汐路章 ナレーター:山口幸生、他


※敬称は略させていただきました。ご了承ください。
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つい先ほど、2016年最後のご挨拶をしてからほんの数時間しか経ってませんが、新年のご挨拶をさせていただきます。

巷では、「2017年を漢字ひと文字で!」なんてのがありますが、僕の2017年は「攻」としたいと思います。
去年は守りに入っていた、ということでもないのですが、あまり突き進むこともできませんでした。
攻撃は最大の防御なり、といいます。守りに入っていたわけではないので、やや一致しないのですが、攻めたからこその結果というものもあるでしょう。
どうせ半分死んでる身。最底辺に這いつくばっているだけなら、どんな結果も怖くないだろうと、思い、攻めていくことにします。その「攻」です。

僕自身に期待します。

とまれ、今年もどうぞよろしくお願いします。

声優・青森裕/ライター・結城偈斗
2016年が終わろうとしています。
今年1年、なんだか妙に慌ただしかったような気はしますが、それに反して、成果、と呼べるようなものは、あまりありませんでした。
特に、声優として、また、ライターとしても、同人レベルの活動に終始してしまったことに関しては、忸怩たるものがあります。
と言っても、ここで腐ってしまうわけには行きませんので、今年を来年へのジャンプ台だと捉えます。数だけはそれなりにこなしましたから。
そんな1年間にお付き合い下さった皆様に、心から感謝いたします。ありがとうございました。
ブログの更新も久しぶりなら、これもホント久しぶり……。

今日、もう7年ぶりくらいに、宣材写真を撮ってきました。
これが個人で撮る最後の宣材になるかもしれません。
デビューから20周年を迎えた節目に、色々と整えていこうと思っていたのですが、色々あってなかなかアクションに移れなかったので、漸く、といった心境です。
そろそろフリーでいるのも飽きてきたし、ある種の「充電」ももういいでしょ? と思っています。

仕事したいし。

写真はおいおい、ホームページに上げていこうと思います。
ネットでは、相変わらず「たたき」が続いている。
自分が関わっていること、関わろうとしていることでだ。
僕が叩かれているわけではない。
むしろ僕は「やめておけ」と言われている側。

でもやめておいたほうがいいというのは、若い人たちに対する言葉だと思っている。
僕のような年齢になってもまだ悪あがきをしている、大したキャリアのない自称声優は、形振り構っていられないのです。

だからもうね、ギリギリまで詰め寄って見極めるんです。
契約書にペンを走らせて判を押すまでは離脱できるんですから。

確かに酷いプロダクションはある。しかも少なくない。
だからこそギリギリまで詰め寄ってチャレンジしてみる。
そして最悪の場合「これは今しかない!」というタイミングをしっかり見て、引く。
これを間違ってはならない。
特に金銭の支払いが絡む場合は、即辞退する。
これだけはミスしてはいけない。
実際、春ごろに仕事がらみで会った、とあるキャスティング業者は、出演オーディション込みのワークショップを提示してきた。これに参加すればとあるアニメに出られるという。
だけど、これを僕はあっさりと蹴った。
何も得しないのは目に見えていたから。同席した女性は特に抵抗なく快諾していたが、僕は彼女をサクラだったのではないかと勘繰っている。隣に快諾する人間がいればそれにツラれて……という目論見で、だ。

あれから数か月、半年近く時は流れたが、そのアニメの話は聞こえてこない。
でも実は、あまりにもつまらない話だったことで、実際そのできごとがいつだったかは覚えていない。今年だったのは覚えているんだけど。

それは兎も角、話を聞くだけなら、コンタクトするだけなら大丈夫だ。
自分を守るのは自分。すべて自己責任だ。誰も助けてくれない。
最初からその覚悟があれば、きっと平気。
きっと。
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カテゴリー
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プロフィール
名前
青森裕(結城偈斗)
HP:
性別
男性
職業
声優とか声の仕事をやってて、物書きでもあるけど、実質は…
仕事歴
※現在でも確認可能なもののみ挙げています。

声の仕事

○映画『カリーナの林檎~チェルノブイリの森(日本語吹き替え版)』(カリーナの父役)
DVD発売中(カリーナの林檎~チェルノブイリの森~(メモリアルエディション) 発売元:カリーナプロジェクト 販売元:ビクターエンタテインメント)

○PSP用ゲームソフト『ましろ色シンフォニー *mutsu-no-hana』(発売元:COMFORT)

顔出しの仕事
○約三十の嘘(映画・エキストラ ※DVD発売中)


ライティングの仕事
○モバイルゲーム(iモード)『女子社員恋愛も~る(元タイトル「シックスガール」』シナリオ(共同執筆)


ダンガンロンパ同人誌『DANGANRONPA THE EXPRESSION』(解説等執筆)
※既に放映や配信が終了したものは、下記リンクの「BLUE FOREST」や「BLUE FOREST MARK-2」をご覧下さい。
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